神様

 腐れ縁の学生演劇を見に行きました。奴は絶対新興宗教の教祖になれる

 

 直前になると律儀に向こうが宣伝をしてくるので行けるときは見に行っています。(というより帰省以外の事象では断ったことないですね…)まあわざわざ連絡してくれなくても劇団のSNSをフォローしているので個人LINEなんてしてくれなくてもいいのですが行きやすくなるというのはあります。

 もう3,4回目ってところでしょうか。相変わらずすごい舞台を見せてくれました。演技演出の迫力もそうですがなにより筋書きの下に隠れているテーマ性というか、全部事細かに説明しすぎないくらいのさじ加減が毎度好きです。わかったような口を聞いてはいますが奴は僕の数倍、頭も口も実行力も演技力も持っているため、きっと制作側の意図をすべて汲み切れてはいないでしょう。もうちょっと記憶力と頭が良くならないかと思います。

 

 あと奴には申し訳ないことに毎回ろくに感想も言わずにダッシュで帰ってしまってます。ごめんな。

それは終演後に役者の衆人環視の中喋るのが怖いのもあるけれど僕の心情が毎度のごとくメッチャクチャだからです、小説しかり演劇しかり漫画しかり何にしたって情緒ぐちゃぐちゃで人と喋る余裕とかないので

 

 

神様がいることで幸せになれる人も破滅する人もいるのですから神様は薬のようなものですね。今回の舞台においては毒の部分がほとんどを占めていて今日も今日とてとてつもなくグロッキーです。

前後不覚の判断もつかないような状況で神にすがってうまく行くかは運次第だよね

でも神様を信じられるのは才能であり選ばれし者だというのはうなずけるなあと思います。少なくとも自分にはその才能は今のところなさそうだし羨ましい限りとしか言えないですね