上手い人

なんか今日講義で聞いた話で、絵を描くみたいに建築も設計できたら楽しいのに難しいですね、って感想で書いてた学生に教授?が

「それはまだほんとうに建築を理解してないからで、わかるようになったら自由に楽しくできるようになる」

みたいなこと言ってたんですよね。

3回だけの講義でしたが毎回建ててきたものの中で特に変わった建物を紹介してくれて、ざっくばらんなおもしろいおっさんだったので話は割と聞いてました。感想レポートだけだし。質問にもいちいちクソ丁寧にざっくりと答えてくれましたし。

 

 ま、僕自身はもう建築に向いてる気なんて全くしていません。来期からは実習ブッチしてなんとか卒業してやろうと画策してるくらいで。

ただ新しい普通に生きてたら知らなそうな知識が手に入るという点で大学来てるんで、別に建築がどうのとかそういう話はどうでもいいのですけれど。

 

 自転車に乗れるようになるような、楽器が吹けるようになったのと同じ話です。

 自転車に乗れるまで、楽器の音が鳴る前までは練習あるのみであって正直面倒で辛いことばかりです。でも乗れるように、音が鳴るようになってからはどこへでも行けるようになるしまとまった旋律を奏でることもできるようになるでしょう。

 自身にとってのスパンがまちまちなだけで結局建築設計というのもだんだんと身について無意識のうちに発想の回路ができれば過剰に頭を悩ますこともないと言いたかったのだと思います。講義中の例示は画家や作曲家を用いていたのでもう少し洒落ていたようでしたが。

 

  それなりにその道を極めた人間にとっては当たり前に感じることなのです。先ほど述べた通り、それは僕自身にだってあります。

 自分では特別に思っていなくとも、字が書けること、本が読めること、ごはんが炊けること、決まった時間に起きられること…その他いろいろ無意識にでも自由にできるから楽しい、困らないことって身の回りには多分いっぱいあるんでしょうね。そんなことに感謝しながら神の仰せのままに生きていけと言うのが小中高あたりでの学校方針でしたね。

 

 

 あいにく僕は信者ではないし僕の人生の間中は神はベガスで休暇でもとってることでしょうしそこまでの感謝に気を回すより、自分のできないところ探ししかできないですけどね!あーあ!今日も燃える絵は描けないし文章も上手く立たないし人との距離感ミスってるっぽいし自立できてないなー!!珍しく数日寝つきも悪いんですよね!早くいろいろ上手い人間になりたいもんです